鈴瑚の団子

おいしかった団子

劇場版BLAME! をいっぱい見た感想

BLAME!をいっぱい見て、思ったことが沢山あるので、整理と記録のために感想を書くよ。「最高!」の一言で片づけるのはもったいないし。

ちなみに見た回数は三回。全部同じ劇場で見た。同じ映画を複数回見たのはこれが初めてだった。見るごとに印象が変わったので回数ごとの感想を書いていく。

 

www.blame.jp

一回目

一回目見たときはほとんど原作について知らなかった。原作の一巻は読んだことがあったけど、あれに書いてある文字は「シャキッ…サクッ…グシャッ…」程度のものなのでストーリーに関する知識はまるでない状態だった。そんな状態で見た一回目の感想は「かっこいい!かわいい!頽廃的な雰囲気がいい!」

少女終末旅行」が好きだからか、ただ単に分かりやすいからか、世界観やストーリーはすんなり理解できるもので、頭を使うことはなかった。なので思う存分音響や映像を味わうことが出来た。僕の見た映画館は東亜重音上映ではなかったけど、それでも壁が揺れる音が聞こえるくらいの爆音の連続でめちゃくちゃ興奮した。やっぱり何といっても重力子放射線射出装置。あれはすごい。ドドドドド

初めて見て一番興奮したのはサナカンの登場シーン。「おおー!!ここで新キャラ登場かよ!!しかもかわいいな!!」。安倍吉俊の「廃域」がフラッシュバックした。そこからの霧亥との戦闘シーンは終始興奮しっぱなしだった。そしてひと段落ついたと思ったらこんどは霧亥、エレベーターに乗らないであのセリフでしょ。もうかっこいい以外の感情を失いました。そんな一回目。

見終わった後、僕と同じスクリーンで見ていたかわいい女の子がフライヤーを持ち帰っていたので、僕も真似して持ち帰った。そのあとネットでいろいろ調べて設定資料集の存在を知ったので、本屋で買った。

 

 

少女終末旅行 1巻 (バンチコミックス)

少女終末旅行 1巻 (バンチコミックス)

 
劇場版「BLAME!」 弐瓶勉描きおろし設定資料集

劇場版「BLAME!」 弐瓶勉描きおろし設定資料集

 

 二回目

二回目までに資料集やネットの紹介ブログ、公式サイトなどを見て、BLAME!についての知識を蓄えておいた。その一つ一つを検証するように集中して見たためか、二回目の感想は「短い!」。105分のところが30分くらいに感じられた。

二回目での発見は、最初のナレーションの声の主がづるの孫ということや、霧亥が最後に渡したのはセーフガードよけということ、壁が震える音がしなかったので前回のスクリーンには欠陥があるということ、あんどそーおん。シボのホログラフと霧亥が接触するときの「私は、シボ」ってセリフが聞き取れたときはうれしかった。

家に帰るまで、頭の中にはずっとエンディングの「Calling you」が流れていた。

三回目

以前「映画は三回目が一番楽しめる」と聞いたことがある。それでバイアスがかかったのかもしれないけど、三回目の感想は「楽しい!」

正直三回目ともなると、見ていて驚くことはなくなる。次何が起こるか、どんな音がするか大体覚えているからだ。しかし、だからといってつまらなくなることはなく、むしろそれまでよりも楽しくなるという現象が起こる。これはストーリーはすでに知っているので、登場人物の心情や見えないところなどを想像する余裕が生まれるからだと思う。そこが、たくさん見ることの良さだ。でも好きでもない映画はたくさん見るのはむしろストレスなわけで、つまり私はこの映画が好きなのだ。好きなら何でも良い。かわいいは正義なのと同じように。

もちろん三回目でも新しい発見はあった。霧亥が子供たちに食料をあげた理由が分かったり。

三回目見終わった後、BLAME!のVR体験をした。VRは初めてだったので緊張したけどやってよかった。良くないわけないでしょ。もっとあの世界歩いてみたいなあ。妄想力を鍛えよう。

 

その他

●Calling youの歌詞について

 調べても出てこないし、聴いてもよくわからない。気になりすぎる。下手な英語にも聞こえるし、日本語にも聞こえる。以下、聞えたとこだけ空耳。これは霧亥の歌かな?

I feel 痛み.I feel ひとり. どこにある Where is a password? Here? I'm standing along. I don't know why. Calling you. どこまでが

●主題について

 SFに主題とかメッセージとかはないと思うけど、人類はいつか必ず衰退するんだから大丈夫だよ!(何に)というメッセージを感じた。それにしても、人がよく外敵に殺されたり、村人たちの服装髪型が弥生時代っぽかったり、若い人のほうが保守的だったり、何から何まで人類が発展していった時代をさかのぼってる感じだなあと思った。

●原作について

 新装版高すぎぃ!古いほうの10巻そろえる。今3巻まで読んだけど、またサナカンに惚れた。関連でシドニアの騎士なんかも見たい。

●終わりに

 原作読んで、関連作品見て、関連商品買って、DVD出たら買いたい。妄想もしたい。良いものを見た。

 

 

私の好きな二次画像6選

僕が日々目にする無数の二次画像の中には、どういう訳かとりわけ「気になる」ものがある。なんだか懐かしい感じがしたり、泣きたくなるような、そんな画像。まとめてみたら何か見えてくるかもってことで集めてみた。サンプル数は少ないけど何かしらの傾向が掴めるといいな。

 

1 「1700 hours, Kowloon City」海凪コウ

1700 hours, Kowloon City / 海凪コウ さんのイラスト - ニコニコ静画 (イラスト)

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確か「きれい 壁紙」とかで検索して見つけた画像。たくさんある画像の中でひときわ僕の目を引いた。雨。廃墟。アングラ。女の子。好きな要素が詰まっている。左奥の空間が最高。雨の匂いとか、床のひんやりした感じとか、遠くに聞こえるエンジンの音とかが私を呼んでいる!そこで彼女と二人語っていたい。でも、そのためには戦わなければならないのだなあ。どうして私の憧れるアングラな世界っていうのはこんなに厳しいんだろう。厳しいのは嫌なのに。

ちなみにこの画像はコールオブデューティシリーズの第7作目である”Call of Duty: Black Ops”の主人公の少女バージョンを描いてみたものらしい。多分。舞台はかつて香港に実在した九龍(英語名Kowloon)城砦。私はゲームといえばマリオパーティマリオカートどうぶつの森くらいしか真面目にやったことないんだけど、こういうのやるのもいいかもしれない。今まで男くさくて敬遠してたけど。貴族もいざというときは戦わなくちゃならんのだ。

 

 

2rosa canina ジャケット絵

flap+frog records rosa canina

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エロいねえ。制服っていうのはすべての服装(装いなしも含む)の中で一番魅力的な服装だ。セーラーもブレザーもどっちもありだ。

この絵の良さはそれだけじゃない。色合いも素敵だし何より華扇のぷかぷか浮いてる感じがたまらない。強い目をしている女の子はかっこいいけど、こういう悲しみをたたえた表情の女の子とか、適当な女の子のほうが好き。

因みに”rosa canina”は「イヌバラ」の学名。rosaはバラ属、caninaはイヌ。なんでイヌバラなんだろう。

 

3「思考に向かない椅子」安倍吉俊

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僕は安倍吉俊の描く女の子が大好きなんだけどこれは格別。名前も知らない女の子の絵なのに、lain灰羽のどの絵よりも引き寄せられる何かがある。それは何だろう。まず背景がいい。金属の重くて冷たい質感とか床の素足で踏んだらぺたぺたしそうな感じとかがとてもリアルに感じられる。マニキュアの青も生えている。タイトルも意味深。意味はわからん。肩紐が垂れてるのがあざとい。でも一番は彼女の表情だろうな。ぼーっとしてて死んでる感じがいい。意志がなさそうなのがいい。でも神がかった能力がありそうなんだよな。

これは安倍吉俊の画集「祝祭の街 暗」の中の絵をカメラで直に撮った2.5次画像。

 

4「かしてあげる」ウマ 

【東方】「かしてあげる」イラスト/ウマ [pixiv]

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2chの東方画像まとめスレで見つけた。そのスレから他にも一緒にたくさんダウンロードしたけど、これだけ異様に見入った記憶がある。このね、雨がね、最高なのよ。雨の二次画像なんて沢山あるんだけど、これみたく匂いや音、湿度まで感じられる画像はそうそうない。絵は平面的で単純化されてるのに、なぜかリアルだと感じる。何がそうさせるのか。作者の腕なのか。しかしこんな絵を描ける人、うらやましすぎるぞ。本人はどう思ってるのか分からないけど。ああ!いい!べちゃべちゃ!

ちなみに今日までこの絵のタイトルも作者もわかんなかったんだけどこの機会に調べてみたら特定することが出来た。応援したいと思う。

 

「孤独をつぶやくな。沈黙を誇れ。」たかみち

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雑誌のサブタイトルもさることながらこの絵がすごい。雨と少女とこの表情、構図。たまらない。これが教室だったらだめなんだよな。おんなじひとりぼっちでも、周りに誰もいないほうが良い。雨だとなおいい。音に溶ける。


6 「魔符「アーティフルサクリファイス」」 紗々目ユキ

【幻想鏡現詩】「魔符「アーティフルサクリファイス」」イラスト/紗々目ユキ [pixiv]

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一目見て「あ、なんかいいな」って思えるような絵を描いていければいいなあと思ってます。

これは作者の言葉。この言葉の通り、僕はこの画像見た瞬間、「あ、なんかいいな」って思った。むしろ「え、これやばい」のほうが適切かも。ほんとにすごかった。何がいいんだろう…。うまく言えない。この青いざらざらした質感とか…アリスのどうかした?っていう冷めた表情とか…う~ん。なんだろうなあ。ともかくこれ大好きです。作者知れてよかった。

 

これで終わりにする。少女、ぼーっとした表情、雨、青が多いかな。

serial experiments lain layer:03 PSYCHE 2周目

大好きで意味不明なlainをもう一回ゆっくりみてみよう企画第三回。今回はlainのスリップ姿が拝めるよ。

 

まずサブタイトル"Psyche"について。辞書を引くとこんな感じ。

Psy・che/sáiki/
[名]
1 《ギリシャ神話》プシュケ:美少女の姿となりErosに愛された霊魂の化身.蝶の羽をもつ.
2 (通例the p-)(形式)精神, 心, 魂.

つまり"Psyche"とは「ギリシャ神話にでてくる、蝶の羽をもち神に愛された美少女」もしくは「魂」を表す。作中では「プシューケー」と呼ばれる、マザーボードに取り付けてNAVIの性能を向上させ、ワイヤードへのフルアクセスを可能にするチップが登場する。性能UPにより機械に魂が宿ることが可能になるという意味かもしれない。

ちなみに、トール・スネーク・EPのジャケット絵のlainには蝶の羽が生えている。玲音はプシュケの化身なのかな。どうしてだろう。

 

トール・スネーク・EP

トール・スネーク・EP

 

本編をざっとおさらいする。前回サイベリアで少年の拳銃自殺を目の当たりにした玲音たちは、警察署で事情聴取を受けた後、それぞれ帰宅することになるが、玲音の帰った岩倉家には誰もいなかった。翌日玲音は学校の下駄箱に謎の機械が封入された封筒がラブレターのように入れられているのを見つける。帰宅後玲音はその正体を探るため、一人サイベリアに赴く。そこで出会ったタロウからそれがプシューケーと呼ばれるもので、なんだかとってもすごいものだと教えられた玲音は、早速家に帰って自分のNAVIに取り付ける。静電気防止のためにスリップ一枚になりながら。

本編で印象的だったシーンの1つは玲音が警察署から帰宅するシーン。玲音だけ親が迎えに来なかったためパトカーでの帰宅。かなしい。それからどうして家に誰もいないんだろう。まさか旅行じゃあるまい。そのあと玲音が机でうたた寝してから再び家を探し回るところとか、NAVIの「おやすみなさい、玲音」ってセリフで玲音が振り向くところ良かった。すごい自然で。玲音の不安感とか、NAVIに対する思い入れが強まっていってるのがよくわかる。 

 

それから何と言ってもラストの玲音のスリップ姿。この光景だけでも異様だけど、このあと玲音が笑って「お帰り!お姉ちゃん!」っていうシーン、鳥肌が立つくらい不気味。

 

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